だらすけさん

f:id:kkind:20161008110309j:plain

子どもの頃、腹痛といえば

”だらすけさん”を飲まされていました。

とても苦い薬で、強烈に心に残っています。

 

私は、日本の西の端っこにある小さな島で生まれ、育ちました。

その島は、役行者(えんのぎょうじゃ)ゆかりの者が流れ着いて、

住み着いたのが始まりだということです。

 

島の山の中には、行者様の祠がありました。昔そこに行者様が住んでいたのかな?

祖父が若い頃には、年に1回行者様の祠に泊まり込む日があって

数人でその祠で夜を明かしたそうです。

また 嵐に遭って遭難した船が、行者様の灯に導かれて、助けられたということもあったようです。

 

だらすけさんが懐かしかったので、今でもあるのか調べてみました。

                    陀羅尼助の起源

今から1300年前、疫病が流行し多くの人が腹痛に苦しんでいました。
役の行者は苦しむ人々を助けるため、山中の黄柏(オウバク)の木の皮をはいで、煎じ薬にして人々に飲ませ、疫病から救ったと伝えられています。これが陀羅尼助の起源であると言われています。
 
 大峰修行の山伏たちは、長く厳しい修行中の持薬として愛用していたのです。山伏たちによってこの薬の効き目は全国に広まっていきました。やがて旅人たちの道中薬として一般に使われるようになり、家庭での常備薬となっていきました。

 陀羅尼助(だらにすけ)は、日常的には「だらすけ」と呼ばれることが多いのですが、この名称にはこの薬に対する信頼と親しみを込めた人々の気持ちが表れています。

 主原料はオウバクと呼ばれるキハダの樹皮。これを煮つめて水製エキスとし、ゲンノショウコ・ガジュツを加えて乾燥させたものが陀羅尼助丸です。

 

 効能(こんなときには陀羅尼助) 
 食欲不振(食欲減退)・胃部・腹部膨満感・消化不良
胃弱・食べ過ぎ(過食)・飲み過ぎ(過飲)・胸やけ・もたれ(胃もたれ)
胸つかえ・はきけ(むかつき・胃のむかつき・二日酔・悪酔のむかつき
嘔気・悪心)・嘔吐・整腸(便通を整える)・軟便・便秘

darasuke.com

今でも健在で、販売しているようです。

病院で貰う化学薬品を使った西洋薬より、

生薬のみでできていて、副作用がなくていいかもしれませんね。 

 

 子どもの頃は、何も知らなかったけど

役行者ゆかりの島で生まれ育った 現在の私が

1300年前に、役行者が作った薬を飲んでいたということが

少し不思議な気がします。